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くろしお(ローマ字:JS Kuroshio, SS-501)は、日本海上自衛隊の通常動力型潜水艦。アメリカ合衆国からの貸与艦で、元ガトー級潜水艦ミンゴ (''USS Mingo, SS-261'')。海上自衛隊が運用した潜水艦の中では唯一の外国艦であった。艦名は黒潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の陽炎型駆逐艦「黒潮」に続き2代目にあたる。 == 概要 == 1954年に海上自衛隊が発足すると、第二次世界大戦の教訓を元に、シーレーンの保護、とりわけ対潜作戦を重視して整備されていった。発足当初、対潜訓練はアメリカ海軍の潜水艦を派遣してもらう形で行われていたが、次第に自前の訓練艦の必要性が高まり、アメリカに潜水艦の貸与を要請した。 要請を受けたアメリカ海軍はメア・アイランド海軍造船所に保管されていた「ミンゴ」の貸与を決定し、1955年8月15日にサンディエゴにおいて自衛隊側に引き渡され、「くろしお」と命名された。乗員は旧海軍の潜水艦乗員を中心に選抜され、1ヶ月半の訓練を受けた後、日本に向けて出航したが、航海中も毎日訓練を行うなど、その熱心さに乗艦していたアメリカ軍関係者も驚いたという。 1955年10月24日、横須賀に到着、当初は横須賀地方隊所属であったが、1956年3月31日、自衛艦隊に編入された。 1956年には艦橋前部のシガレットデッキを廃止して艦橋の大型化を行い、これが本艦のトレードマークとなった。 1962年5月1日、呉地方隊に編入、同年8月1日、呉地方隊隷下に第1潜水隊が新編され、編入された。 1965年2月1日、自衛艦隊隷下に第1潜水隊群が新編され、隷下の第2潜水隊に編入された。 1966年に保管船となるまで訓練艦として多数の潜水艦乗員を養成し、最終的に1970年8月15日に除籍された。その後、艦は米側に返還されたが、「くろしお」から得た技術はその後の潜水艦開発に生かされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「くろしお (潜水艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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